掛川JC理事長・山下隆宏の議

今日紹介するのは直前理事長の井指百城くんです。
直前理事長とは昨年の理事長という意味。
井指くんは井指産業株式会社の代表取締役です。
みなさん、近辺のスーパーで見かけるでしょう
そう、あの井指の卵の会社の社長さんです。

井指産業は今から30年前にスタートしたそう。
はじめは百城くんのお父さんとお母さんが
鶏や豚の飼料を売る事業をしていたのが
「卵を取りまとめて売ってほしい」という要望が高まり
卵販売の仲介業をはじめたそうだ。

当時は景気がよく、スーパーの出店競争の追い風の中
井指産業も業績を伸ばしていき
今では
掛川スーパー、サンゼン、もちづき、ヤオハン、マムー、リベロ、セイジョー、オカノ、杏林堂、業務スーパーなど、たくさんの有名スーパーと取引をするところまで成長した。
井指産業の１日の卵出荷数、なんと50万個！
1個1円利益でも１日に50万円の利益になるんですね〜



中でも。島田で井指産業が独自で管理する養鶏場は
卵の｢生命力｣を第一に考えている。自然光や外気が差し込む、
セミウィンドレス鶏舎を採用した島田農場
では、雌鶏の一群に数％の雄鶏、合わせ
て約20000羽を放し飼いにしています。
ストレスのない健康的な環境で育った鶏はまさに、
健康そのもの。この鶏から元気で、生命力の
強い卵が産まれているようです。

「最近の悩み、と言うか当然のことなんですけれども、商品の安全性、そして仕入れルートの透明性など、今まで以上に気を使うことが多いです。しかし、食品業界全体に投げかけられたこの問題をしっかりと受け止め、消費者の信頼を回復し、二度と同じことを繰り返さないように、我々も先導して安全管理をしていきたいです」


井指産業の製品管理は徹底している。こんな説明がありました。

①オゾン洗浄・消毒
井指産業は、全国で初めて卵殻表面の殺菌を行うオゾン洗浄を
取り入れた企業です。オゾン洗浄とは塩素の約１０倍の殺菌力
を持ち、なおかつ残留性のない安全な殺菌法。卵殻表面に付着
するサルモネラ菌やブドウ球菌などの細菌やカビの胞子なども、
ほとんど除去できるようになりました。
更に安全性を徹底させるために、工場のライン終了時には、空
中浮遊菌の殺菌・脱臭・カビの防止のため、工場内のオゾンガ
ス殺菌を行い、作業環境の浄化を図っています。
また、工場排水はオゾン処理で清浄化し、防水用水としてリサ
イクル使用しています。

②シュリンク包装卵
井指産業では県内で初めて、業務用鶏卵の包装にシュリンク包装
を採用しました。
シュリンク包装は、高い吸湿性により、細菌増殖が抑えられるほ
か、ワンウェイ使用のため、菌汚染がされにくく、サルモネラ対
策にも大きな効果を発揮します。衛生面、安全面にとりわけ配慮
したパッケージですから、段ボール詰め卵では許されていなかっ
た厨房への持ち込みも可能で、そのまま冷蔵庫で保管できます。

一般市民が毎日口にする卵。
それを毎日50万個か…　　すごいですね。